日銀が長期金利上昇を0.5パーセントから1パーセントへと利上げの方針を示した。
こちらからすればようやくかという流れ。黒田前総裁の時代はかたくなに金利上昇をしなかった。マイナス金利は黒田前総裁にとってはお家芸であり、彼の経歴の代名詞でもあったからだ。自分のこれまでの仕事の総決算をそうやすやすと曲げることはできない。この時に私は海外在住であったために、円安で大きなダメージを受けた。
一方で現在は貿易の仕事を始めており、逆に円安のほうがありがといういう状況だ。その中で今度は逆に円高の流れへと日銀が向かおうとしている。それ自体は構わない。あくまでも大きなシステムの流れをどうこうしようとするよりも、大きなシステムの中で自分がいかに戦略をたてて行動するかが重要であるからだ。そのため今回の利上げ牽制は、おおむね理解できる行動ではある。
実際に市場の反応は以下のようだ。
一時的に円高に振ったが、すぐに円安へと振り戻しになる。その後にまた円安になるが、すぐに円高に戻るという行ったり来たりを繰り返している。
市場的な判断としては、いまのところまだまだ円安の傾向は続くというもののようだ。
黒田前総裁の時代から、ようやく日銀の重い腰が動いた。しかしまだまだその重い腰を上げるには、時間がかかりそうだ。
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