インボイス制度について簡単に解説します。
インボイス制度とは
インボイスとはようするに文書のことであり、
インボイス制度とは売り手と買い手がこの文書をやりとりすることです。
そしてこのインボイスという文書をやりとりする理由は、
ようするに仕入税額控除の適用を受けるためのものです。
適用を受けるのは買い手側です。
じゃあそもそも仕入税額控除の適用を受けるってどういうことよ、
ということをわかりやすく説明していきます。
これを読めばインボイスってなにってことがわかります。
インボイスという語源の由来
インボイスを英語でかくとinvoiceです。
これは「送り状」という意味ですが、一般的には貿易用語として使われてます。
なので貿易で取引をする際の取引内容が記載された文章これを指すわけです。
その貿易用語をインボイス制度にも使用しているようです。
区分請求書とは?
インボイスという語はここでは適格請求書という日本語で使用されてます。
ようするに請求書のことなんだな、ということがわかります。
実際にインボイスとは、売り手が買い手に対して、正確な適用税率や消費税額等を伝えるものです。
つまりもの・サービスをうる相手が、それを買う人に対して、どれくらいの税が必要かを正確に伝えるものです。
もっと具体的にいうと、ようするに書類やデータのことです。
語源も文書のことを指すわけですから、これは語源と同じですね。
じゃあどういった文書かというと、現行の「区分記載請求書」のことを指します。
区分記載請求書ってなにかというと、ようするに請求書のことです。
ただし、「軽減税率の対象品目である旨」と「税率ごとに区分して合計した対価の額(税込)」
これが記載された請求書のことになります。
ようするに請求書をより細かく税率などを記載したもののことですね。
「区分記載請求書」=請求書+「軽減税率の対象品目である旨」+「税率ごとに区分して合計した対価の額(税込)」
ということになります。
インボイスとは
で、インボイスはこの区分記載請求書にさらに情報をのっけたものになります。
ああ、ややこしい。
なんの情報かというと、3つあります。
「登録番号」、「適用税率」、「消費税額等」
この3つが記載されたものがインボイスの意味です。
つまりこうなります。
インボイス=「区分記載請求書」+【「登録番号」、「適用税率」、「消費税額等」】
インボイス制度とはなにか?
当然ですが、このインボイスに関係する制度のことです。
つまりインボイスを発行する権利のようなものです。
その権利を得るためには、税務署に登録申請をする必要があります。
そして買い手と売り手がこのインボイスをやりとりうすることが
インボイス制度になります。
インボイス制度=売り手と買い手がインボイスのやりとりをすること。
ではどういったやりとりをするか具体的にみていきましょう。
インボイス制度【売り手】
売り手は欠いてからインボイスを求められた時に交付しないといけません。
また交付したインボイスは保存する必要があります。
インボイス制度【買い手】
買い手側がより重要です。
欠いてはインボイスを取引相手(売りて)に交付してもらわないといけません。
つまりインボイスを受け取る側です。
なぜ買い手が受け取るかというと、仕入税額控除の適用を受けるためです。
これがようするにインボイス制度をやらないといけない理由ですね。
また受け取ったインボイスは保存する必要があります。
まとめ
インボイスとは請求書のことです。詳しくいえば以下になります。
インボイス=「区分記載請求書」+【「登録番号」、「適用税率」、「消費税額等」】
インボイス制度とはこのインボイスを買い手と売り手がやりとりすることです。
売り手=インボイスを買い手に交付する
買い手=インボイスを売りてから受け取る
そして、買い手がインボイスを受け取る理由は、仕入税額控除の適用を受けるためです。
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